おせち料理の賞味期限

短い賞味期限

おせち料理をお店で買って、賞味期限を確認したら、
そのあまりの短さに驚いたという人が結構いると思います。
製造年月日が12月30日、もしくは31日で
賞味期限が1月1日なんていうものも珍しくないです。
おせち料理の賞味期限が1月1日、っていうことで
素朴な疑問がわいてくる気持ちは、よく分かります^^;

 

おせち料理はお正月の食べ物っていうくくりがあって、特別なモノって感じもありますし、
昔から、食材の日持ちを考えて濃い味付けになっているのが、
お節料理の特徴でもありますし。にもかかわらず、お節の賞味期限、
どうしてあんなに短いんでしょうか。

 

ちょっとここで賞味期限と消費期限の違いについて。

 

この2つの違いについてものすごくざっくりいえば、

  • 【賞味期限】記載されている日まで、美味しく食べられますという期間
  • 【消費期限】記載されている日まで、安全に食べられますという期間

ということなんですけど、忘れがちなのが、これは
未開封でメーカーが指定する保存状態で、メーカーがその食品の品質を保証する期間です。
開封してしまったあとは、上記賞味期限と消費期限に満たなくても保証はされません。

 

あくまでも、賞味期限も消費期限も未開封が前提、しかも指定された保存環境においてのみ有効だということ。
製造・販売側のお店が約束できる賞味期限と消費期限の条件は結構厳しいです。

防ぎたいのは食中毒

まず、肝心なことは、おせちを買う側の私たち消費者も、製造販売するお店も、
食中毒被害を起こさない為に、
そのルールとして賞味期限や消費期限というものを作っている
ので
それをしっかりと守る、ということをここでしっかり抑えておきたいところです。

 

現在、食中毒の発生は、一年を通して起きています。
暑くて湿気の多い夏場に多いイメージを持っている人も多いと思いますが、
それだけではなく、今は冬場の12月、1月に起こる食中毒が多いんです。

 

農林水産省「日本で食中毒にかかる人は年に何人?」より画像引用
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/statistics.html

図2 原因物質別月別 食中毒発生件数(平成26年):農林水産省

 

居住環境の密閉や暖房の進化で、真冬でも暖かい環境が維持できるようになった現在では、皮肉なことに食中毒が起きやすい環境にもなったといえます。
こういった環境下では、製造販売するお店側も、消費者側である私たちも、双方がより一層食品の保存や管理に配慮が必要になっていることを忘れてはいけないわけですね。

 

冬期だという油断から食中毒が起きやすい状況下では、賞味期限や消費期限を厳しく設定してあるほうが、注意喚起の点からも安全だ、ともいえるのではないでしょうか。

 

お店で売っているお節料理には、「冷蔵の生おせち」や「冷凍おせち」、個別真空パック包装のおせちなどいろいろあります。
冷凍のものもそうですが、特に冷蔵のものは、生おせちと言われるくらいですから、
ふんだんに生鮮食材が使用されていたりしますし
食材の鮮度が保たれているうちに美味しく食べてこそ、値打ちがあるというものです。

 

12月や1月の真冬の時期に食中毒がよく起こっている現実をふまえ、それを防ぐ意味においては、
メーカーから指定された保存方法を守って、開封後はすみやかに消費するという約束を守ることが、
お節料理を購入する私たち消費者の、基本姿勢だということですね。

 

食の安全を考える上でも、おせち料理を楽しく美味しく食べる為にも、
保存はしっかりと、消費は早めをこころがけましょう。

 

お節料理ランキングサイトトップへ